岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科

岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 呼吸器・乳腺内分泌外科(第二外科)

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トップページ 乳腺・内分泌グループ 扱う病気について 副甲状腺の主な病気と診断・治療

乳腺・内分泌グループ

副甲状腺の主な病気と診断・治療

副甲状腺機能亢進症


 副甲状腺は副甲状腺ホルモンを産生することにより、体内のカルシウム濃度をコントロールしています。通常、甲状腺の裏側に4個あります。この副甲状腺が働きすぎてホルモンを過剰に産生すると副甲状腺機能亢進症になります。副甲状腺機能亢進症になると、体内のカルシウム濃度が異常に高値となり逆に骨の中に必要なカルシウムが低下するため骨に痛みを感じたり、骨が非常に弱くなります。腎不全などにより長期間透析を受けている方にも同様の病状がおこることがあり、これを二次性副甲状腺機能亢進症と呼びます。
 1個の副甲状腺だけが非常に大きくなってしまう場合と、複数の副甲状腺が活発に機能してしまう場合があります。これを、診断するのに通常の超音波やCT検査に加えてMIBIシンチグラムという特別な検査を行います。この検査を行うことができる施設は限られておりますが、当院で行うことが可能です。

副甲状腺機能亢進症の治療


レントゲン写真

 副甲状腺機能亢進症の治療のためには、上記のごとく正常範囲を超えて機能して過剰にホルモンを産生している副甲状腺を薬によって抑えることもありますが、多くの場合最終的には手術により摘出する必要があります。手術は比較的低侵襲に行うことができますが、副甲状腺の場所や摘出する副甲状腺の数を特定するためには、超音波・CT・MIBIシンチといった特別な検査が必要となります。(図:MIBIシンチ画像 左上の副甲状腺が描出)当院においては、甲状腺疾患同様に内分泌センターにて内分泌外科・内科の専門医が共同で診断・治療に当たります。