乳腺・内分泌グループ
乳腺内分泌外科における2018年乳癌手術症例数は326件、甲状腺手術症例は115件と順調に増加しております。また乳房再建症例は年間134件でそのうち同時乳房再建症例69件でありました。関連施設の先生方から信頼をいただき患者様をご紹介いただいている結果かと存じます。心からお礼申し上げます。
専門外来である妊孕性相談外来におきましては、当院生殖医療科および近隣の不妊治療クリニックと連携し「がんと生殖医療ネットワーク」を整備、リプロダクションセンターを開設し活動を広げております。本分野の岡山地区での連携をさらに強化して、挙児希望のある若年性悪性腫瘍患者様にスムーズながん治療と生殖機能温存のサポートを行ってまいります。
遺伝性乳がん卵巣がん症候群においては、臨床遺伝学講座と歩調を合わせながら本領域での地域の拠点病院としての体制を整えております。カウンセリングや検査だけでなく、予防的卵巣卵管切除および予防的乳房切除も行うことができます。またBRCA変異陽性転移乳癌に対するPARP阻害剤:オラパリブが承認されたことに伴いBRCA検査もこれまでよりも身近に行われるようになっております。BRCA検査の必要な患者様またそのご家族がおられましたら、ぜひお気軽に遺伝外来の方へご紹介お願いいたします。
臨床試験グループJCOG、CSPOR、JBCRG等におきましても現在進行中の試験に症例登録を積極的に行いグループにおける地位を確立しております。特にCSPOR
におきましては平准教授が理事、JCOG乳がんグループにおきましては枝園がグループ事務局として活動しております。現在多数の最新の薬剤の治験や臨床試験が行われております。患者様が最新の医療を受けて満足して地域へ帰られるように努力してまいりますので、お困りの症例や臨床試験・治験に適格となる症例がございましたらお気軽にご相談ください。また、各臨床試験グループへの参加に関してご興味がございましたらご連絡お願いいたします。
このページでは、当科で行われている研究のうち、研究対象者への説明と同意取得の代わりに研究参加者が拒否できる機会を提供するために、研究に関する情報を公開しています。なお、この研究リストはそれぞれの研究参加を募集するものではありませんのでご注意下さい。以下に、岡山大学生命倫理審査委員会(www.hsc.okayama-u.ac.jp/ethics/)に承認された研究の情報公開文書を掲載しています。(https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index16.html)
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